コマ図ラリーイベント参加者の保険のススメ【オフロードの生命保険・傷害保険】

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このページではラリーに参加する上で万が一のケガに備える為の保険を解説します。

まず、はじめにこの記事は自分自身が保険探しをしながら探した知識を備忘録的にまとめたいわゆる番外編の雑記となります。
書かれていることが正確である保証はありませんし、欠けている視点も多々あるかとおもいますが、
オフロードにはある意味ケガがつきものなので誰か一人でもお役に立てればと思いまして記事にして残そうと思った次第です。
記事内に実際の保険名等でますが、アフィ的なものは一切ありませんし、リンクも張りませんので少々ご不便かと思いますがご了承ください。

コマ図ラリーイベントの保険の必要性と注意ポイント

まず、皆さん保険入ってますか?もちろん善良なライダーでしたら自動車保険はほぼほぼ加入されているかと思います。
そして、オフロードを走る皆さん、ケガの保険入ってますか?こちらは個人の自由とはいえ”1ポキ10万”なんて言葉があるほどオフ走行とケガは切り離せない関係かと思います。
そこで、「自分は自動車保険に付帯するケガの補償(傷害保険)に入っているから大丈夫」「とりあえず一番安いケガ保険に入っているから大丈夫」と思っていませんか?
もしかしたら、その保険ではラリーイベントでのケガに保険金が下りないかもしれません。

というのも、ラリーイベントには競技ラリーとツーリングラリーの二つが区分けがあります。
競技ラリーはその名の通り誰がどう見てもモータースポーツとしての競技です。
そしてツーリングラリーはタイム自体は競いませんが各場所ごとにCPが設けられていて時間制限がある場合もあります。
これが何を意味するのかというと、ツーリングラリーに参加中に発生した事故に対して時間制限がある”競技”であることを理由に保険が下りない可能性があるということです。

ここからは私の勝手な予想なのですが、公道走行中は法定速度に従って交通ルールを守り走行していたらいくらなんでも”競技”とは解釈できないと思います。
(もちろんスピード違反やルール無視の場合は論外に保険が下りないと思いますが。)
しかし、林道や私道内となってくるとここは保険屋が目を光らせ”どうしてその林道で事故を起こしたか”を調査し始めるでしょう。
そしてその地域でその日にラリーイベントが開催されていたことを突き止めると…といった感じでしょうか。

詳しくは下記しますが、競技に参加中の事故は保証の対象外である保険の約款が結構多く存在します。
あなたの保険の約款はどうでしょうか?

自動車保険(バイク保険)について

こちらは任意保険とよばれる車両にかける保険で、コマ図ラリーに参加するナンバープレートを取得した車両にかけることができる保険です。
主な加入の目的は、事故を起こしてしまった際の人身、対物補償になるかと思います。
(イベントから自走で帰宅する際に、疲労の限界でついウトウトし競走馬の輸送車両に追突…なんて考えると対人対物無制限しか選択肢に入りませんよね。)

詳しい内容は割愛しますが、たとえばこの自動車保険の規約(約款)には、

保険金をお支払いできない主な場合
ご契約のお車を競技・曲技のためなどに使用すること、または、これらを行うことを目的とする場所において使用することによって生じた傷害
ーアクサダイレクト

といった感じで、競技での事故を補償しない項目が設けられています。
なので、特約として搭乗者傷害保険などをつけていたとしてもケガをした場合には補償の対象外となる可能性があります。

傷害保険(生命保険)の必要性

上記のように、自動車保険やバイク保険ではコマ図ラリーでのケガが補償されない可能性があります。

そこで、競技としておこなっているイベント中のケガも補償してくれる傷害保険(生命保険)を追加で選ぶ必要性がでてくると考えています。
自動車保険同様、多くの障害保険が車両を使った競技中のケガは補償の対象外としていますが、ちまちまと約款を見比べ続けた結果一社のみ競技中のケガを補償する保険会社が見つかりました。

レジャー保険(1Dayタイプ)

・1DAYレジャー保険(24時間単位型総合生活補償保険)三井住友海上

傷害保険(月額タイプ)

・GK ケガの保険 三井住友海上

第3条(保険金を支払わない場合-その2)
被保険者が次に掲げるいずれかに該当する間
ア.乗用具を用いて競技等をしている間。ただし、下記ウ.に該当する場合を除き、自動車等を用いて道路上で競技等をしている間については、保険金を支払います。
イ.乗用具を用いて競技等を行うことを目的とする場所において、競技等に準ずる方法・態様により乗用具を使用している間。ただし、下記ウ.に該当する場合を除き、道路上で競技等に準ずる方法・態様により自動車等を使用している間については、保険金を支払います。
ウ.法令による許可を受けて、一般の通行を制限し、道路を占有した状態で、自動車等を用いて競技等をしている間または競技等に準ずる方法・態様により自動車等を使用している間

つまり、SSERやラリーレイド北海道などの封鎖SSなどを除いたイベントでのケガを補償してくれます。
(正直全力走行のSSが一番ケガのリスクが高いですが、これはしょうがないですね。)
リエゾン林道で油断している時に転倒してしまった際のケガが補償されるのはとても安心だと思います。

生命保険の特定損傷特約

生命保険には特約で“特定損傷特約”というものが付けられる場合があります。
これは何かというと、骨折や脱臼、腱の断裂などが起こった際に5万~10万円をポンとくれる特約です。
生命保険の約款には“車両による競技中は補償しない”という項目が無いことがほとんどで、もし加入中の生命保険に特約として付けられる場合は付けておいて損はないかなと思います。

ただ、この特約が欲しいために保険に入るとなると、もちろん単体では契約できないので生命保険とセットで加入となるので、正直お高い保険代になってしまうと思います。

ちなみに保険料が安いネット保険で特定損傷特約がある保険は、はなさく生命保険やネオファースト生命保険、メディケア生命保険などがあります。
その中でも軟骨の損傷(半月板)神経の損傷、歯の損傷など細かな違いがあるので各自見比べてみてください。

結局私はどの保険に加入したのか

ここまで長々と書いてきましたが結局筆者はどの保険に加入したかといいますと、
特定損傷特約のある生命保険に加入しました。
どうしてかといいますとまず、私の立場がと守るものがない身ですので死亡保障が削れる保険を探しました。
そうすると月額も安く組めるので特定損傷特約を付けても月1,000円台で終身保険が組めます。
その中で一日でも入院するとまとまった金額(数万円)がもらえる特約を付けられる保険がありまして
その特約二本柱が決め手となりました。
その代わり入院日額は最低限の金額にして費用を落としています。
イベントに参加する日だけや林道に繰り出す日だけの1Day保険も検討したのですが結果的に同じくらいの金額になりそうでしたのでそれならば病気をした際に頼れる生命保険を、という感じでチョイスしました。

もちろん一人ひとり立場がちがうのでこれが正解というわけではまったくありません。
しかし、ラリーイベントを思い切り楽しむために”保険”という有能パーツにも投資してみてはいかがでしょうか!

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