コマ図ラリーに参加するための装備-プロテクション編-

ページ概要

このページではラリーに参加するために必要な装備の中から、プロテクターやヘルメット、ブーツなどのプロテクションについて、参加するラリーイベントの種類に分けて紹介していきます。

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ターマック・ツーリングラリー


ターマック・ツーリングラリーでは林道やオフロードを走行しないので、いつもバイクに乗っている服装で参加OK
しかし、いくら暑くても半袖や短パンでの参加はNG。万が一の転倒で本人だけでなく、主催者や他の参加者まで迷惑をかけてしまうので、最低限バイクに乗る資格のある格好で参加しよう。

ヘルメット

【オススメ】フルフェイス、システムヘルメット

舗装路をツーリングするならフルフェイスヘルメットやシステムヘルメットがおすすめ。
ジェットヘルメットやハーフヘルメットと違い、フルフェイスでは頭を完全に包み込むので走行風や風切りノイズをシャットアウトできます。
風を感じながら走るのも風情がありますが、意外と顎や顔面に当たる風圧は疲労につながります。
法定速度内でも風切り音や走行ノイズは意外と大きく、ジェットヘルメットから初めてフルフェイスに変えた際に内部の静寂性に驚くこともしばしば。

しかし、時には開放的に走りたい時もあるもの。そんなときはシステムヘルメットも選択肢に入ります。
本体の重量は重くなりますが、顎を覆うチンガードがそのままバイザーのように上げることができるので状況に応じた選択ができます。

【最低限】排気量にあった「PSC」マークがあるもの

ボディプロテクター

【オススメ】プロテクター入りジャケット

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バイクで走行する上で、できるだけ装着したのがプロテクター。
プロテクターには中に着込むインナータイプ外側から着込むアウタータイプ、そしてジャケットの内部に装着できるタイプと様々です。
そのなかでも、ツーリングラリーにおすすめなのがプロテクター入りジャケット。
羽織るだけでプロテクターを装着できるので、煩わしいストラップをまわす作業が手間がありません。

【最低限】厚手の長袖シャツ

ニープロテクター

オススメ】プロテクター入りライディングパンツ

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こちらも同じくできれば着用したい下半身のプロテクター。
オンロードなので、大きなニーシンガードまでは必須ではありませんが、膝を保護するプロテクターは着用したいところ。
パンツに装着できるタイプが手軽でおすすめ。デニム素材だとバイクウェア感が薄まってお店に入る時も気後れすることもありません。

【最低限】厚手の長ズボン

フットウェア

【オススメ】ライディングブーツ、スニーカー

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フットウェアは最低限くるぶしが隠れるものを選びましょう。
バイク用はシフト操作やステップへのかかり具合など考慮されておりおすすめ。
そして意外と大事なのは防水性能で、多くの場合ラリーは雨天決行。
レインウェアは持参したが、靴は非防水で靴下まで浸水…という事態を避けるために防水透湿仕様がおすすめです。

【最低限】くるぶしが隠れるスニーカー

グローブ

【オススメ】バイク用グローブ

elf アジリタグローブ ブラック
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グローブはワークマンやホームセンターで手に入るものではも最低限はOKですが、バイク用はクッション部分の裁断位置や指の動かしやすさに配慮した作りになっており、長時間のライディングでは疲労感が変わります。
また、プロテクター能力も備えているものが多く安全面でもおすすめです。

【最低限】ワークマンの手袋 等


サーバー維持のためアドセンスを導入しております。


アドベンチャー・ツーリングラリー


アドベンチャー・ツーリングラリーでは競技区間がなく、法定速度内での林道走行となるものの、オフロード上には尖った岩や枝がありガードレールのない崖沿いの道を走行すること珍しくない。
プロテクター装着はもちろんのこと、できる限り保護性能の高いものを選ぼう。

ヘルメット

【オススメ】オフロードヘルメット、マルチパーパスヘルメット

(ヘルメット バイク) ARAI (アライ) TOUR CROSS V (Tour-Cross V TourCross-V ツアークロスV ツアークロス V) DISCOVERY(ディスカバリー) へルメット ホワイト/S 55-56サイズ
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アドベンチャー・ラリーではぬかるんだ悪路の走行や転倒時の引き起こしなどのシチュエーションが想定されるため、バイザーがついたチンガードが大きく開いたヘルメットがオススメです。
バイザーは前走車が巻き上げた泥をガードし、大きく開いた開口部は息が上がった際に呼吸がしやすいメリットがあります。
ただ、オフロードヘルメットでは高速道路やバイパスを利用することのあるアドベンチャー・ツーリングラリーでは風圧が気になる場合もあります。
その際、オフロードヘルメットにシールドがついたマルチパーパスヘルメットがオススメです。
高速走行時はシールドが使えてオフロード走行時はシールドを上げてゴーグルを着用するといった使い方もできるのでラリーでの快適さにつながります。

【最低限】息がしやすいJIS規格orDOT規格を通過したヘルメット

ネックブレース

【オススメ】ヘルメットと合った(フィットする)ネックブレース
ネックブレースとは首や頸椎を守るためのプロテクターで、胸、背中を支点に首にかけて着用します。
仕組みとしては、首にかけたリング状の部分でヘルメットのふちを受け止めることで首の動きを制限し、頸椎にダメージを与える衝撃を胸と背中に分散させることができるというものです。
頸椎は神経が集中しており、最悪の場合半身不随や死亡事故に発展してしまう恐れがあります。
整備されたモトクロスコースと違い、崖落ちの危険のある林道でこそ装着したいプロテクターです。

【最低限】省略可

ボディプロテクター

【オススメ】硬質素材のプロテクター
プロテクターには圧縮スポンジ、フォーム素材等のプロテクターと、プラスチック等の硬質素材のプロテクターがありますが、林道を走行する場合には後者がオススメです。
圧縮スポンジ素材は面の衝撃を受けた場合に衝撃を分散することが得意ですが、尖った岩や鉄骨材などにぶつかった場合に衝撃を分散できず、最悪の場合貫通してしまう恐れもあります。
林道ではこういった尖った障害物も多く、点の衝撃に強い硬質素材をオススメします。

【最低限】プロテクター入りジャケット、インナープロテクター

ニープロテクター

オススメ】硬質素材のニーシンガード
ニーシンガードとは、ニー=膝、シン=脛をガードするプロテクターです。
バイクプロテクターでは膝を守るニープロテクターが一般的ですが、オフロードを走る場合には脛も一緒に守れるニーシンガードがオススメです。
転倒した際に岩とマシンに脛を挟まれたり、避けれたと思った倒木が脛にヒットしたりと林道ならではの危険があります。走行中に弁慶の泣き所を強打し悶絶、は避けたい事態です。

【最低限】硬質素材のニープロテクター

フットウェア

【オススメ】オフロードブーツ
オフロードブーツは脛まで保護できる頑丈なブーツで、多くの場合プラスチック等のプロテクターがついており、保護性能が高められています。
また、適度に硬い履き心地で関節が曲がりすぎないように設計されているものが多いですが、操作性が落ちると柔らかいブーツを好むエントラントも一定数います。
また、ソール部分が地面にグリップするように凹凸がついたエンデューロモデルも存在し(モトクロスでの使用がメジャーなため、基本モデルは引っ掛かりの少ない滑らかなソールを採用)、好みに応じて選択できます。

【最低限】バイク用ブーツ

グローブ

【オススメ】オフロード用グローブ
オフロード走る際、ウェアと合わせたメーカーで揃えたいのがオフロードグローブ。
おしゃれは手元から。

【最低限】ワークマンの手袋 等



競技ラリー


SSERをはじめとした競技ラリーではプロテクション能力を細かく定めたレギュレーションがあらかじめ定められていることがほどんど。
このページでは参考として2024年のツールドニッポン・シリーズから規則を引用し紹介する。

ヘルメット

JISまたはSNELL規格適合品で製造から10年以内のもの。(中略)
これ以外であっても、ECE22-05/DOT/MFJ公認を取得しているヘルメットの使用を許可する(但しPSC/SGマークの表記がある事)

SSER ツールドニッポン・シリーズ2024 レギュレーション

【オススメ】JIS規格またはSNELL 規格適合オフロードヘルメット

アメリカのスネル財団が定める安全規格であるSNELL 規格はヘルメット規格の中でトップクラスに厳格な規格で国内メーカーではAraiがほどんどのモデルで取得している。
競技ラリーではエンデューロコースのようなSS区間が設定されることがあり、息のしやすいオフロードタイプのヘルメットに、息で曇りづらいゴーグルの組み合わせが好まれる。
また、SSERではヘルメットリムーバーの着用が義務づけられているが、同等の機能が備わっているものは特例として着用を免除される。具体的にはAraiのエマージェンシータブやSHOEIのエマージェンシークイックリリースシステムが該当する。
上記の理由からSSERの大会の参加者は国産ヘルメットを着用するエントラントも多い。

主な製品(クリックで展開)
  • Arai V-CROSS4 V-CROSSシリーズの最新作。丸い帽体でSNELL規格適合
  • SHOEI VFX-WR 角ばったスタイルが印象的。V-CROSSより若干軽く、顎のスペースが広め。

【最低限】JIS規格およびSNELL 規格適合のマルチパーパスヘルメット、息のしやすいフルフェイスヘルメット

ネックブレース

ネックブレイスは強く推奨する。

SSER ツールドニッポン・シリーズ2024 レギュレーション

【オススメ】ヘルメットと合った(フィットする)ネックブレース

高速でオフロードを走行する競技ラリーでは、クラッシュ時に頚椎にかかる負荷は法定速度走行とは比べ物にならないためできるだけ着用しよう。

主な製品(クリックで展開)
  • alpinestars BNS TECH2
  • LEATT リアットブレイスシリーズ
  • ATLAS エアー

【最低限】必須ではないが着用を強く推奨する大会が多い

ボディプロテクター

脊椎及び胸部を充分に保護するプロテクターの使用は義務付けられる。
ダブルタイプ(胸部及び背面を保護するタイプ)のブレストガードの使用は認められる。ただし、背面は身長に対して短すぎたり、分割式や割れたり欠けたりして充分な保護ができないものは認められない。
樹脂など硬質素材による保護であること。圧縮スポンジなどのプロテクターは認められない。

SSER ツールドニッポン・シリーズ2024 レギュレーション

【オススメ】ダブルタイプのCE規格Level2に適合する硬質素材のプロテクター

CE規格とは欧州統一基準によって定められた保護能力の規格で保護部位ごとに規格が定められている。
たとえば、胸部はEN1621-3となり、背中(脊椎)はEN1621-2となる。そしてそれぞれに保護性能に合わせてLevel1、Level2とランクがあり、Level2が保護性能が優れている。
オフロード用プロテクターには胸部、脊椎以外にも肩や脇腹なども守れるタイプのものや、肘のプロテクターまでセットされているインナータイプなどの種類がある。

主な製品(クリックで展開)
  • LEATT リアットブレイス 6.5
  • alpinestars A10

【最低限】脊椎、胸部を守れるオフロード用硬質素材プロテクター

ニープロテクター

ニーシンガード必要

SSER ツールドニッポン・シリーズ2024 レギュレーション

オススメ】ニーブレース

ニーブレースとは従来の膝やスネを守るニーシンガードの機能にプラスし、靭帯を守るヒンジと太もも側の固定具がついたプロテクターで、ヒンジにより曲がる方向を一方向に限定することによって関節を保護することができます。
もともとは膝の関節をささえる医療機器として作られたものが、スポーツ用に発展しクラッシュ時に関節に大きな負荷がかかるモータースポーツ、ウィンタースポーツ用に用いられています。
バイクでは転倒時に膝の上にマシンが乗り、膝関節が逆方向に曲がってしまい、靭帯や関節を損傷するケガから守ります。

主な製品(クリックで展開)
  • PODMX POD K4 2.0
  • リアット LEATT BRACE X-FRAME

【最低限】硬質素材のニーシンガード

フットウェア

ショートブーツは禁止

SSER ツールドニッポン・シリーズ2024 レギュレーション

【オススメ】操作性、プロテクション能力共に高性能なオフロードブーツ

高性能なオフロードブーツではくるぶしあたりにヒンジが組み込まれており、足首を曲げる動きを阻害しないように設計されています。
動きやすさとブーツの柔らかさはトレードオフの関係ですが、柔らかいブーツではクラッシュ時の負荷を受け止めきれない場合があります。
そのため、プロテクション能力を維持したまま操作性が高められている高性能なオフロードブーツを選ぶことをオススメします。

主な製品(クリックで展開)
  • alpinestars TECH7 (エンデューロ)
  • リアット LEATT BRACE ブーツ 5.5
  • ガエルネ SG-12
  • SIDI CROSSFIRE3 SRS

【最低限】オフロードブーツ

グローブ

オフロード用の(中略)グローブ

SSER ツールドニッポン・シリーズ2024 レギュレーション

【オススメ】プロテクション能力があり、操作性が損なわれないオフロード用グローブ

オフロード用グローブはウェアメーカー各社から発売されており、自身の好みに合ったグローブをオススメします。

主な製品(クリックで展開)
  • LEATT リアットブレイス LEATT-MXグローブ 3.5 LITE
  • THOR TERRAIN EDグローブ
  • alpinestars メガワット グローブ

【最低限】オフロード用グローブ


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